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自分の考えを整理するため、あるいは誰かのためにブログを書きます。

「ホビット 竜に奪われた王国」 視聴

約一年ぶりに更新するこのブログ。いかがお過ごしでしょうか。

前回のエントリが「思いがけない冒険」の感想ですので、この一年間はホビットの映画以外特に書くに値することもなかったということです。

素晴らしき哉、人生!

 

というわけで、「ホビットの冒険」映画化作品の第二作を観に行ったのですよ。

副タイトルは当初「スマウグの荒らし場」だったような気がするのですが、いつの間にかカッコよくなっておりました。

キャッチーになった感は否めませんが、この辺が原作の雰囲気を損なわず、かつ一般ウケしやすいギリギリの線だと思います。

 

その割に、映画の宣伝ポスターは手を抜いたのか力を入れすぎたのか、どっちだか分かりませんが、ひどいものだったともっぱらの噂です。

具体的には、レゴラスの写真とともに「技磨いてる?」と書かれたものと、今回のヒロインにして映画オリジナルキャラのタウリエルの写真とともに「恋してる?」と書かれた二通りのものがあったそうです。

 

何というか担当者がファンにリンチされないか心配になるレベルですが、映画を観たあとで考えると、あのポスターもそんなに間違ってはいなかった気がしますね。

 

さて肝心の映画ですが、結論から言って前作をはるかに上回る出来栄えだったと思います。

ピーター・ジャクソン監督が単純に「ホビットの冒険」の映画化を考えているのではなく、ビルボとドワーフたちの冒険を「ロード・オブ・ザ・リング」へと続く壮大な物語の一部として再構築させようという意図がはっきりと見て取れました。

(その分、原作にあったようなお伽話チックな要素と言うか、どこか牧歌的な雰囲気は少なくなってしまっていますが。)

例えば、ガンダルフが姿を消してからどうしていたのか?という原作には無い部分は、「指輪物語」の追補編などで語られているストーリーをしっかりと矛盾なく映像化しています。

 

正直、意欲的すぎて原作の良さを損なわずに再構築することなど可能なのか?と不安を覚えてしまうほどですが、そこは監督の中つ国への愛といいますか、自身が原作の猛烈なファンということで、申し分の無い仕事を成し遂げています。

 

今回は旅の一行が闇の森を抜け、エレボールへと帰還するところまでが描かれています。

詳しい話はネタバレになりますので控えますが、最初に登場したビヨルンはもうちょっと長く出してあげてほしかったです。

ファンとしては待ちに待った「皮変えるもの」の映像化だったのですが、出演が一瞬すぎて、伏線があるようで無いやりっ放しのイベントキャラみたいになっています。

開始早々ちょっと泣きそうになりましたが、きっとエクステンデッド・エディションのDVDと、次回作の合戦シーンでは彼の大活躍が見られるに違いないという淡い期待を抱いておくことにしました。

 

あと、レゴラスが目立ちすぎ。

闇の森を通るんだし、エルフ王も登場するからにはレゴラスが出ない方がいっそ不自然なのはわかりますが、オーク相手に無双しっぱなしというのはいくらなんでも活躍しすぎではないでしょうか。

 

いきなり不安になるようなことを書いてしまいましたが、今作での最大の見所といえばそう、樽アクションです。

ファンとしては、今回の作品はドワーフが樽に入って流されるシーンを見に来たようなものです。

製作中から期待度の高かったシーンですが、予想をはるかに上回るクオリティで、これだけでも今作を観に来た甲斐があったというものです。

樽アクションという新ジャンルを切り開いた、と言っても過言ではありませんね!

そしてこのシーンでもレゴラスは無双していました。

 

樽の次に登場するのは、我らが英雄バルドと「湖の町の統領」です。

ホビット」は主人公ビルボをはじめとして、キャストのハマり具合が本当に素晴らしいのですが、それはこの二人に関しても例外ではありませんでした。

バルドは質素さの中にも高貴さが、厳しい顔つきの中にもどこか優しさが漂う、物語のヒーロー然としたキャラクターに仕上がっていましたし、湖の町の頭領も期待に違わず小物臭がプンプンしていました。

そしてこの街でもレゴラスは無双していました。

 

レゴラス目立ちすぎ。

 

そして後半にはついに最強最大の敵、黄金竜スマウグの登場です。

スマウグの強大さ、そのとてつもないスケールは、原作をよく知っている人であればご存知だろうと思われます。

それを映像化するということは、生半可なものではないはずです。

果たしてその出来栄えは、原作のファンもそうでない人もスクリーンに釘付けにするほどのものでした。

 

竜の圧倒的な存在感、次元の違う強さや大きさ、邪悪さ、執念深さなどが、余すところなく表現されていて、上映開始から二時間を超えているにもかかわらず「もっと観たい!」と心から思わせるようなものになっていました。

 

そしてその後の唐突な終わりには、別の意味でびっくり仰天しました。

ここで終わるのかよ!と。

続きは来週ですか?と。

 

完結編に向けて興味を高めておきたいのはわかります。

それに、あの辺りでキレイに終われるところが無さそうなのも知ってた。

でもあんな終わり方をしたら、次回作も観に行かざるをえないじゃないですか!(←喜びすぎ)

 

なんかまとまりのない感想になったし、特にオチもないですが、「竜に奪われた王国」は本当に面白いからお前ら観に行けよということです。

あと、「思いがけない冒険」のDVDは間違えずにエクステンデッド・エディションの方を買えよということです。

それと、今回は上映前から水分を控えていたおかげでトイレに行きたくならずにすんだのでみなさんもそうしましょう、ということです。

 

どっとはらい