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自分の考えを整理するため、あるいは誰かのためにブログを書きます。

「ウルトラヴァイオレット」視聴

映画


2006年制作。ミラ・ジョヴォヴィッチ主演のアクション映画です。
オープニングから主人公ヴァイオレットのアメコミ風イラストオンパレードで格好良く始まりますが、別にアメコミが原作でも何でもないです。

21世紀末、新種のウィルスが蔓延、感染した人間は超人的な知能と運動能力を身につけるが、"ファージ"と呼ばれた彼らは感染後わずか12年で命を落とす運命にあった。
ファージの能力を恐れた人間たちは、彼らの根絶を企て、政府によるファージ掃討作戦が開始される。
追い詰められたファージは地下組織を結成、人間政府との激しい抗争を繰り広げる。
やがて政府はファージ絶滅の切り札となる最終兵器の開発に成功する。
ファージ側はその情報をつかむと、最終兵器強奪のため、最強の殺し屋ヴァイオレットを送り込む。
かつて、感染した夫と子どもを政府に殺され復讐に燃えるヴァイオレットは、兵器の入ったケースを難なく奪い去る。
しかしその直後、彼女は最終兵器がわずか9歳の少年であることを知るのだった。


ええと、コレは映画というよりミラ・ジョヴォヴィッチを楽しむための映像集です。
内容がややこしいからとか抽象的だからとかではなく、陳腐すぎてストーリーを忘れたい衝動に駆られるという意味ですが。
あと、特撮もかなりショボめ。地方の遊園地の映像アトラクションかよ!とツッこんでしまうようなものです。


いきなりえらく貶してますが、純粋につまらないと思った映画は久しぶりです。
とは言え、この映画ならではの素晴らしい点もいくつかあったので(公平を期すため)紹介しておきます。


まずは映像と色彩の使い方がスゴイ。近未来都市という設定で建物などを描いているのですが、その清潔さやスタイリッシュさが「管理された社会」という設定にマッチしていて非常に好感が持てます。
対して色彩は非常に派手で豊か。主人公ヴァイオレットの髪の毛や服なんかも前触れ無くガンガン色が変わっていきます。
ただし派手ながらどこか人工的というか、野性味が全くない鮮やかでのっぺりとした色彩表現といったもので、これも近未来都市のどこか現実離れした雰囲気を出すのに一役買っています。


そして一糸乱れぬダンスのような美麗なアクションシーンも見所です。
この監督は伝説の格闘技ガン=カタを考えた人なので、アクションのカッコ良さは間違いないです。
ただし動きが綺麗すぎて殺し屋なのに殺してる感がまるでないというのは、この映画をつまらなくしている一因ではないのかなーとも思います。
殺し屋が「殺す」シーンはやはり残酷さやある種の凶暴さが無いと真実味が出ないし、殺し屋たる主人公が背負っている過去や運命の重さが伝わってきませんね。


ほめる点を挙げていたのにいつの間にか貶していましたが、そんな映画です。


ただ、ミラ・ジョヴォヴィッチ本人は素晴らしいです。スーパーモデルも真っ青のスレンダーボディに、本人が演じる迫力のアクションは圧倒的。
スタイルがスゴすぎて実在の人間に見えないというのも、近未来というステージではプラスに働いているようでした。


というわけで、オススメのタイプは


◎(超オススメ)…ミラ・ジョヴォヴィッチが出てるならなんでもいい。
○(オススメ)…スタイリッシュな映像・色彩・アクションを楽しみたい。
×(超ニガテ)…面白い映画が見たい。


あ、そういえばこの映画を原案としたアニメ「ウルトラヴァイオレット:コード044」なるものもありますが、映画とは全然関係ないみたいなのでご注意ください。