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「バットマン・ビギンズ」視聴

バットマン ビギンズ [DVD]

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この映画は言わずと知れたアメリカン・コミック「バットマン」の誕生を、鬼才クリストファー・ノーラン監督が描いた意欲作です。
オープニングがいきなり夢だったり回想シーンだったりと時系列が行ったり来たりするのですが、こういう演出はどうしてもメメントを思い出してしまいます。
それも主人公が「バットマン」へ至るまでのきっかけやトラウマを印象的に見せるための工夫だったのでしょう。


さて主人公はいきなりヒマラヤに来てるところから始まるのですが、ここでなぜか投獄されてたり他の囚人をボッコボコにしてたり、おおよそバットマンとは遠い人物のように見えます。
しかし突如現れたジェダイ・マスターの開眼人(※ただし悪人)から、才能を見込まれて彼の弟子として修行(※ただし忍者の)を受けることとなります。
彼の組織はジェダイではなく「影の同盟」と呼ばれる忍者軍団なのでした。
ちなみにこの組織を統べるのがラーズ・アル・グールという人物で、渡辺謙が演じていました。すぐ死にましたけど。


この「影の同盟」、世界の秩序を守るために暗躍するテロ集団という倒錯した趣味の人々です。
なので最初は正義を為すための修行だと思っていた主人公も「話が違う!」と暴れだした挙句に彼らのアジトを爆破してしまいます。さすがバットマンですね!
何百年も歴史があり、いつくもの都市を葬ってきたという恐るべき「影の同盟」も爆発物の管理がまるでなっていないというルーズな一面があるということです。


こうして故郷に戻った主人公は、犯罪はびこるゴッサム・シティを平和な街にするためバットマンに扮して毎夜毎夜犯罪者をボッコボコにするのでした。
ヒマラヤで囚人してたときと行動自体はあまり変わっていませんね。


今作ではバットマンの誕生にスポットライトが当てられており、同時に主人公の苦悩や迷い、正義を為すことの難しさが描かれています。
その辺をストーリーの中で掘り下げるのかと思わせておいてバットモービルとパトカーがカーチェイスしたり、暴走モノレールの中で死闘を繰り広げたりしてました。


ストーリーはやや消化不良な感想を持ってしまいましたが、「バットマン」というややもすれば馬鹿っぽくなってしまいがちな材料を、これだけ格好よくシリアスに纏め上げたというのは賞賛に値すると思いますね!