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自分の考えを整理するため、あるいは誰かのためにブログを書きます。

「バッファロー'66」視聴

バッファロー'66 [DVD]

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この映画は想像以上にひどかった(ほめ言葉)
何せ主人公はムショ上がりのチンピラ風の男で、オシッコしたいのにトイレが見つからないという不幸な事故から物語が始まります。
この時点で何かがおかしい。
で、里帰りするのに嫁が必要だってんで、たまたま出会った控えめに言ってもぽっちゃり系のブロンド少女を華麗に誘拐します
しかもコイツ、誘拐しといて「女房のフリをしてくれたら一番の親友になってやるからな」などとまさかのミラクル発言。
この辺りで、勘のいい視聴者は「あ、こいつアカン子やわ…」ってざわざわした感じになるのです。
予想通り、ストーリーが進むにつれて主人公が子供の頃から家庭に問題を抱えており、非モテ、コミュ障、癇癪持ち、しかも童貞をこじらせた挙句、女に体を触られるのもダメという筋金入りのダメ男ということが明らかになってきます。ただしイケメン。
そういうワケなので誘拐されて連れまわされた女の子も、主人公のことを「優しい人」などとのたまい、二人はイイ感じになってしまいます。
正直、こんなダメ男に誘拐された上惚れてしまうとか、聖母か天使くらいしか思いつかないんですが主人公がイケメンなのでしょうがないですね。
こんな映画はヴィンセント・ギャロみたいなイケメンが演じるのではなく、スティーブ・ブシェーミ辺りがやれば見つけ次第射殺されそうなレベルの完璧な不審者ですし、視聴者の感想もだいぶ変わってきたんじゃないかと思いますね。


あ、そういえばこの映画は音楽がいいです。
ギャロはイエスの大ファンということなので、この映画でも使われてます。

というわけでいろいろヒドイ感じだったのですが、登場人物の心の機微を美しく表現してるって点だけで見る価値はあるんじゃないですかね。
誘拐しても自分を好きになってくれる女の子の存在を信じているダメ男諸氏と、ダメ男でもイケメンなら惚れてしまう女性にはお勧めの映画ですね!