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自分の考えを整理するため、あるいは誰かのためにブログを書きます。

「シルマリルの物語」読了

新版 シルマリルの物語

新版 シルマリルの物語


この作品は「指輪物語」に代表されるトールキンの中つ国にまつわる物語です。
ここでは世界(アルダ)の誕生から始まり、ヴァラールとエルフが中心となって活躍する時代(第一紀)を中心に描かれています。
物語を通して登場するのは、最も力あるヴァラにして中つ国最強最悪の敵・モルゴス!
しかしこのモルゴス、とんでもなく強大な存在でありながらどこか人間臭い茶目っ気を振りまいています。

  • 他のヴァラールに仲間はずれにされて恨みを抱き、彼らの邪魔をすることに生きがいを感じるようになる。
  • いろいろ悪事を働きすぎて、ついにキレたヴァラール達によって鎖につながれる。
  • →開放されると反省したフリをしてほとぼりが冷めるのを待つ。
  • ウンゴリアント(蜘蛛のお化け)を使って破壊活動に成功するも、適当に逃げようとしたところをウンゴリアントに宝石一式をカツアゲされた挙句、「うっかり」食われそうになる
  • →悲鳴を上げて部下に助けてもらう
  • だんだん引きこもるようになる
  • フィンゴルフィン(エルフ王)に一騎打ちを申し込まれた際、本当は嫌だけど部下の手前嫌とは言えずしぶしぶ出てくる。
  • →勝利するものの、7回斬られてその度悲鳴を上げるという醜態を晒した上に大怪我する。
  • →ムカつくので敵の骸を狼にでも食わそうとしたところ、突如飛来した大鷲に顔を引っかかれた挙句遺体を持ち去られる。
  • ルーシエン(エルフの小娘)の歌声に「うっかり」眠りこける
  • →しかも椅子からひっくりコケて床に突っ伏した挙句、苦労して集めた大事な宝玉を人間の若造にまんまと盗られる。
  • →何とか目覚めるも寝起きのため、自身は盗人を追跡できず
  • エルフ達の包囲網を崩し、戦争に勝ったところで完全に油断した結果、またまたキレたヴァラール達の軍によって攻め滅ぼされる。


なんだか非モテな感じで親近感が沸いてきますね。
モルゴスかわいいよモルゴス。
他にも個性豊かな登場人物たちが登場し、物語を彩ってくれますので約500ページの物語も飽きることなく読めてしまいますよ。
指輪物語」を読んだ人にも読んでない人にも、映画「ロード・オブ・ザ・リング」を見て中つ国に興味をもった人にも、是非お勧めの一冊です。